建築資材の量・仕様のグレードで変化する。
延べ床面積  建物が大きいほど坪単価はダウン
大きい建物でも同じくかかる費用があります(例えば、仮設工事費など)。また必ず1セットはあるキッチン・浴室・洗面・トイレは居室に比べ坪単価が高い部分です。延べ床面積が大きいほど坪数で割り振られ、坪単価はダウンします。
平面形状 形が正方形に近いほどダウン、凹凸があるほどアップ
凹凸があったり長方形になるほど柱などの構造躯体や外壁材の面積が増えたり、入隅・出隅部材の材料費や工事の手間がかかるなどの点で坪単価がアップします。
立体形状  総2階に近づくほどダウン
総2階建ては平屋建てに比べ基礎工事・屋根工事の数量が約半分になりますし、工事費もかかる部分なので坪単価はかなりダウンします。
和室(真壁造)  部屋数が多いほどアップ
真壁造は大壁作りに比べ手間がかかります。また、柱が隠れる大壁造とは違い、節のない柱を使用する為材料費も高くなります。和室(真壁造)は、他の造作工事(床の間・床脇・障子など)も附帯するため部屋数が増えるほど坪単価がアップします。
設備機器 たくさん使えばもちろんアップ
太陽光発電・床暖房・浴室換気乾燥暖房機・食器洗い乾燥機・ジェットバス・などなど便利な設備機器はたくさんありますし、キッチン・ユニットバス・洗面化粧台は選び方によって差が出ます。
坪単価に影響を与える主な仕様をチェックしてみましょう。
屋根材 陶器瓦>スレート系瓦>鋼板製屋根材
外壁材 磁器スタイル>セメント系サイディング>金属板サイディング
(サイディングの塗装:フッ素塗装>無機系塗装>アクリル系塗装)
ひのき>すぎ
開口 断熱2重サッシ・アルミ樹脂複合ペアサッシ>アルミペアサッシ
内装材
(壁)
珪藻土仕上げ・ムク材羽目板仕上げ>クロス仕上げ
内装材
(床)
ムクフローリング>突き板貼フローリング>カーペット>クッションフロア
内装ドア ムク集成材>突き板貼>プリント合板
最後に坪数の中にiバルコニーやテラス・屋根裏部屋の面積が含まれているのか確認しておきましょう。含まれていれば、坪単価は少しダウンしています。
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