■住宅性能表示制度をご存知ですか?

住宅の品質確保の促進等に関する法律により、9項目の性能をランクや数値により表示します。任意の制度ですが、住宅性能のひとつの物差しとなります。

1.構造の安定性能
地震の揺れや台風による強風などに対する建物の強さ(躯体の倒壊や損傷)を表示します。
2.火災時の安全性能
火災を早く知るための対策や、近隣からのもらい火に対する対策など火災から被害を最小限に抑えるための性能を表示します。
3.劣化の軽減に関する性能
コンクリートの劣化や木材の腐食を防ぐ防湿・防腐・防蟻処理や、鉄部の防錆処理の実施など、建物の劣化を起こりにくくする性能を表示します。
4.維持管理に関する性能
給排水管・ガス管等の日常補修が容易にできるよう、掃除口や点検口が設けられているかなど、配管の維持管理のしやすさを表示します。
5.湿熱環境に関する性能
使用されている断熱材・開口サッシや気密性などによりその建物がどの程度省エネルギー効果を発揮するか表示します。
6.空気環境に関する性能
建材から放散されるホルムアルデヒドの量や、換気設備・換気方法などに対し、健康面における安全性の高さを表示します。
7.光・視環境に関する性能
室内の明るさ(床面に対する開口部の割合)を数値によって表示します。
8.音環境に関する性能
上下階、隣接住戸間の遮音性能や屋外からの騒音を防ぐ性能を表示します。
9.高齢者配慮に関する性能
段差のない床や緩やかな階段、手摺の設置など、快適で安全に生活ができるよう、どの程度工夫されているかを表示します。
戻る