畳は、畳床に畳表を被せて縁をつけ、床面に敷き詰める建築材料です。
主にイグサ・わら・布などを用いてつくられます。
畳床の藁も畳表のイグサも中空のストローのような構造になっています。
弾力性・断熱性・保温性に優れ、適度な湿度調整の機能も併せ持っています。
保湿性が高いので、ダニに適した環境にないよう通気を良くしましょう。
近年では、畳表・畳床に化学材料を使った畳も多く使われるようになりました。

畳の敷き方には、祝儀敷や不祝儀敷などがあります。(図、参照)
畳を敷きかえる風習は江戸時代から始まったといわれています。
現在では、一般的に敷きかえることはないようです。

古くなって黄ばんだ畳は、ミカンの皮の出し汁で拭くと黄ばみが取れます。
出し汁は、水の中にミカンの皮を入れ15分煮ると出来上がり。
雑巾を浸し、固く絞ってから拭いてください。

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